こころの健康アラカルト

今年は自分のココロにお年玉をあげませんか

新しい年が始まりました。
今年は快適に楽しく過ごしたいですね。でも去年はなんとなく元気がでなかった、体調がすぐれず辛い一年だったということはありませんか。
やる気が出ない、ゆううつ、不眠などが長引いたり、理由もなく体調が思わしくない場合には、心の病気が関係していることがあります。しかし、自分は違うと信じようとして我慢してしまい、受診に踏み切れない人も多いそうです。自分の判断が本当に正しいのか信用できなくなるのが恐かったり、治療を一生続けるよう宣告されたり、薬に頼りきりになるのではという不安が付きまとうためといいます。
また、再発を心配する人も多いのですが、症状が少し改善すると通院をやめてしまうことが多くの原因です。
心の病気を放置しておくと悪化したり改善の遅れや、日常生活が不自由になったりします。
症状により多少の機能低下は見られても、生活に支障がないことが多いので、会社や学校を休まず通院している人が多いです。一時的に休息を取っても、その後の人生が変わってくるので、受診をためらっていた人も「自分のココロにお年玉」をあげるつもりで、専門科のドアを叩いてみてはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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